「インコグニート治療体験記 14」
こんにちは

衛生士の夏目です
2011年12月からハーフリンガルで矯正治療してきました



ハーフリンガルとは上の歯は裏側から、下の歯は表側からブラケット装置をつける治療です
そして先日裏側の装置、表側の装置両方とも外しました



すごくすっきりです


装置が外れた感想は
小児サイトのブログに書いてますので、ぜひ読んでください



こちらでは、ブラケット装置が外れた後、後戻りしないようにどんな装置を使うのか書きたいと思います

もう1人の衛生士の渡辺さんは歯の裏側に細いワイヤーを貼り付けて後戻りしないようにしていますが、あたしの場合はリテーナー(保定装置)を使って後戻りを防ぎます


ここで歯の裏側に細いワイヤーを貼り付ける装置(レスポンド)とリテーナーを比較してみましょう

レスポンド

長所

見た目がよい(表側からは全く分からないです)
喋りやすい
短所

ずっとつけておいたほうがよい(外したら後戻りする可能性がある為)
外れたら付け直す必要がある
繊維系の食べ物が挟まることがある
清掃不良になりやすい(特に下の歯の裏側は歯石が付着しやすい為)

リテーナー

長所

1年間使ったら夜寝るとき使えばよい
自分で使う頻度を調節できる(3年目以降)
歯磨きがしやすい
短所

表側から見える(最初の1年間はごはん食べるときと歯磨き以外は24時間使う為)
きちんと使わないと後戻りする
喋りづらい(慣れるまでに少し時間がかかります)
です
では話を戻しますね


まず、上はブラケット装置を全て外してから歯型をとります

技工士の鈴木さんがその歯型からリテーナーを製作してくれました



リテーナーが完成するまでには約1か月ぐらいかかるので、その間は後戻りしないように暫間的な取り外しのできる装置を使います

下はワイヤーを外しブラケット装置はつけたまま歯型をとります

そして、リテーナーが出来上がってからブラケット装置を外します!!


なので、上の歯にはめる装置が2つあるということになります

実際使ってみてそれぞれ長所・短所があると思いました


暫間的に使っていた装置

長所

透明で目立ちづらい
リテーナーに比べると喋りやすい
短所

装置が歯の噛む面まで覆っているので歯と歯があたらないストレスがある
(あたしの場合ですが、無性に歯と歯をあてたくてカチカチしたくなりました

)

リテーナー

長所

上の歯と下の歯があたる
(噛むことによってその人個人にあった噛み合わせになっていきやすい)
短所

慣れるまで喋りづらい
見た目が劣る
どちらの装置も後戻りを防ぐことができる装置なので、使い分けてもいいのかなと思います


ただ、最初はどっちも違和感があります


でもどっちも必ず慣れてきます



なので、取り外しができる装置はしっかり使うことが大事ですね



あたしも後戻りさせないように頑張って使います


